nubird / peperonia’s blog

月のテレポーテーションに小指を引っかける人の物語

むかしばなし

当たり前ですが、昔話というのは二種類あります。

 

一つは「みんなの」昔話です。

日本神話とか聖書なんかは「みんなの」昔話です。

 

もう一つは「じぶんの」昔話です。

過去生とかそういうのはさておき

とりあえず「じぶんの昔話」といえば、生まれてから今までの間のお話です。

 

適当に『まだ書いてない』昔話をします。

 

適当です。

 

幼稚園時代…

僕は私立の幼稚園に通っていました。

そこに通った理由は兄が通っていたからです。そう聞かされています。

 

当時、僕と仲が良かった(と思われていた)飯田君という子がいました。同級生でした。

卒園後、暫く経って小学校低学年の間に病気で亡くなったと後で聞かされました。

 

なんとなく、今となっては僕が関係したからなんじゃないかという気がします。

 

重要なのは「思われていた」という点で

僕自身が仲が良かったという記憶はありません。

 

ただ、そもそも幼稚園では僕は男子グループとは仲が良くありませんでした。

同じクラスの男子で、唯一といっていい話をする子が飯田君だった、というだけです。

 

大体は男子にいじめられて女子が僕をかばって

いつも知らない間に気がつけば男子グループと女子グループが言い合いをしている

その間に僕は一人でなんかどっかに行ってる

 

そんな幼稚園時代でした。

 

幼稚園で覚えているエピソードといえば

誕生日の子がいたら、皆で歌を歌ってあげるのですが

「なんで皆で歌わなきゃいけないんだ?」って

しれっと思っていた(歌いながら)とか

 

幼稚園にお菓子をもっていって、バレたら困るから

ここならバレないだろうと思ってトイレの隙間に隠したら

(トイレは一般的にばっちぃですから、いわゆる盲点をついたつもりでした)

 

隠したことそのものを忘れてて、他日、幼稚園の先生が

「トイレにお菓子を隠した子がいるようですが」みたいなことを言ってて

『あ、やっべ隠したこと忘れてたわ』って思ったこととか

 

幼稚園でハサミで前髪をちょっとだけ切ったら

なぜか母親に即バレして「なんで分かるんだ………」って思ったりとか

 

「明日天気になーれ」ってやつで靴を蹴り投げたら

うっかり建物の屋根の上まで飛ばしてしまって

先生に取りにってもらったりとか(放課後だったので一人だった気がします)

 

幼稚園の運動会で、普段は行かないグラウンドに行ったのですが

土がいわゆる黒土で、とてもクッションが効いてて気持ちが良くて

ついでにグラウンドがあまりに広すぎて、その2割も使わなくて

「なんでこんな広いグラウンドで幼稚園の運動会をやるんだ」

「やるならもっと広く使えばいいのに……」

って思ったりとか

 

大体そんな感じです。

 

ここにも僕に対する悲しみの作為が見てとれます。真実は分かりません。