nubird / peperonia’s blog

月のテレポーテーションに小指を引っかける人の物語

高卒認定試験

以前は大検の名で呼ばれていたものは

高卒認定試験(これでも略称)になりました

 

僕は高校「五年生」の時に、その試験を受けました

英語以外の全教科を受け、全て通りました

勉強はろくにしませんでした。

 

同じクラスの女の子が「どんだけ受かったん?」って後日聞いてきた時

「全部通った」という感じの答えを言いました。

 

その時、あからさまに「嫌そうな顔」をしながら

『なんで勉強したウチが落ちて、勉強してへんあんたが受かるねん』

 

って言いました。

 

何も言い返しはしなかったけれども、きわめて単純に

『もともと持ってる素質か、以前の勉強に関する蓄えで通っただけだ』

と思いました。

 

その時、それは何故なのか考えました。

 

これがいわゆる「恵み」で

だからこそ、「恵まれてる奴」は「恵まれてない奴」のために

"何かしないとバチがあたる"

 

そう思ったことは、確かです。

 

 

これには後日談があります。

 

担任の後藤先生に「お前、高卒試験受けたらしいな、どうやったんや?」

そう聞かれ「英語以外受けました」

「どんだけ通ったんや?」

「全部通りました。ところで、高卒認定試験って単位がもらえますけど

あれって申請したら単位がもらえるわけですから、申請しないでもう一年いたいんですけど」

 

って言いましたところ

 

『そんなもん許すかァ!絶対卒業させたるからな』

 

って言われました。

 

結局、おとなしく従ってそのまま卒業しました。

 

今ではそれで良かったと思ってます。

 

(*申請すれば最大で単位が20までもらえる仕組みがあって、つまり申請しなければ単位不足で卒業"しなくていい"という個人的見解がありました。怒られました。)